2021年度(令和3年度)のふるさと納税の受入額・受入件数
まずは、2021年度(令和3年度)におけるふるさと納税の受入額と、受入件数をご紹介します。
出典:「ふるさと納税に関する現況調査結果 (令和4年度実施)」(総務省 自治税務局市町村税課)
2021年度(令和3年度)のふるさと納税の受入額は約8,302億円、受入件数は約4,447万件※。
2020年度(令和2年度)の調査結果と比べて、受入額は約1.2倍に、受入件数は約1.3倍になりました。
※自治税務局市町村税課が調査した全地方団体(都道府県及び市区町村)の令和3年度(令和3年4月1日~令和4年3月31日)決算見込の状況
ふるさと納税の受入額と受入件数はいずれも年々増加傾向にあり、2021年度(令和3年度)は過去最高額・件数を更新しています。
都道府県別ふるさと納税の受入額ランキングTOP10【2021年度(令和3年度)】
2021年度(令和3年度)における、ふるさと納税の受入額が大きい都道府県ランキングTOP10は次の通りです。
順位 | 都道府県名 | 受入寄付金額(単位:百万円) |
1位 | 北海道 | 121,747 |
2位 | 宮崎県 | 46,365 |
3位 | 福岡県 | 44,673 |
4位 | 鹿児島県 | 40,023 |
5位 | 山形県 | 37,415 |
6位 | 佐賀県 | 35,000 |
7位 | 兵庫県 | 29,007 |
8位 | 山梨県 | 28,030 |
9位 | 静岡県 | 28,028 |
10位 | 大阪府 | 25,806 |
出典:「ふるさと納税に関する現況調査結果 (令和4年度実施)」(総務省 自治税務局市町村税課)
2021年度(令和3年度)のふるさと納税の受入額に関しては、北海道が堂々の1位にランクイン!
2位の宮崎県や3位の福岡県と3倍近くもの受入額を誇り、他の都道府県と大きく差をあけてトップに輝きました。
自治体別ふるさと納税の受入額ランキングTOP10【2021年度(令和3年度)】
続いて、2021年度(令和3年度)における、ふるさと納税の受入額が大きい自治体TOP10をご紹介します。
順位 | 自治体名 | 受入寄附金額(単位:百万円) |
1位 | 北海道紋別市 | 15,297 |
2位 | 宮城県都城市 | 14,616 |
3位 | 北海道根室市 | 14,605 |
4位 | 北海道白糠町 | 12,522 |
5位 | 大阪府泉佐野市 | 11,347 |
6位 | 宮崎県都農町 | 10,945 |
7位 | 兵庫県洲本市 | 7,842 |
8位 | 福井県敦賀市 | 7,722 |
9位 | 山梨県富士吉田市 | 7,214 |
10位 | 福岡県飯塚市 | 6,564 |
出典:「ふるさと納税に関する現況調査結果 (令和3年度実施)」(総務省 自治税務局市町村税課)
“さとふる”が発表した返礼品の人気ランキングTOP10【2021年度(令和3年度)】
ここまで2021年度(令和3年度)のふるさと納税の受入額や受入件数をご紹介してきましたが、「具体的にどんな返礼品と引き換えているのかも気になる…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
大手ふるさと納税サイト“さとふる”が発表している2021年度(令和3年度)のふるさと納税返礼品ランキングは次の通りです!
順位 | 画像 | 返礼品名 | 自治体名 | 寄付金額 |
1位 | オホーツク産ホタテ玉冷大(1kg) | 北海道紋別市 | 12,000円 | |
2位 | 鉄板焼きハンバーグ(デミソース)20個セット | 福岡県飯塚市 | 10,000円 | |
3位 | 【3~4ヶ月待ち】大サイズ 国産うなぎ蒲焼 2本(300g~338g) | 和歌山県有田市 | 10,000円 | |
4位 | たっぷり牛ハラミ 2kg(500g×4P) | 岩手県花巻市 | 10,000円 | |
5位 | 【創業60年】老舗肉屋の特上ハンバーグ10個 | 佐賀県唐津市 | 12,000円 | |
6位 | 佐賀牛A5しゃぶしゃぶすき焼き用【厳選部位】(ロース肉・モモ肉・ウデ肉)400g | 佐賀県嬉野市 | 10,000円 | |
7位 | 令和3年産 山形県産 はえぬき 精米5kg×2袋 計10kg | 山形県新庄市 | 8,000円 | |
8位 | いくら醤油漬110g×5パック 合計約550g | 北海道八雲町 | 14,000円 | |
9位 | 新いくら醤油漬け 100g×6パック | 北海道森町 | 15,000円 | |
10位 | カット済み生ずわいがに1.4~1.6kg(700~800g×2P)<小分け C-48016 | 北海道根室市 | 25,000円 |
令和4年度のふるさと納税の住民控除額・控除適用者数
なお、令和4年度のふるさと納税の住民控除額および控除適用者数は以下の結果になりました。
出典:「ふるさと納税に関する現況調査結果 (令和4年度実施)」(総務省 自治税務局市町村税課)
令和4年度課税における控除額の実績は約5,672億円、控除適用者数は約741万人※。
令和3年度の調査結果と比べて、控除額実績も控除適用者数も約1.3倍になりました。
※各年度の計数は、前年中(令和4年度については、令和3年1月1日~令和3年12月31日の間)のふるさと納税に係るその翌年度の控除の適用状況です。
自治体別ふるさと納税の住民控除額ランキングTOP10【令和4年度版】
最後に、令和4年度における自治体別ふるさと納税の住民控除額ランキングTOP10をご紹介します。
順位 | 自治体名 | 市町村民税控除額(単位:百万円) |
1位 | 神奈川県横浜市 | 23,009 |
2位 | 愛知県名古屋市 | 14,315 |
3位 | 大阪府大阪市 | 12,359 |
4位 | 神奈川県川崎市 | 10,291 |
5位 | 東京都世田谷区 | 8,396 |
6位 | 埼玉県さいたま市 | 7,391 |
7位 | 兵庫県神戸市 | 7,000 |
8位 | 北海道札幌市 | 6,639 |
9位 | 京都府京都市 | 6,443 |
10位 | 福岡県福岡市 | 6,255 |
出典:「ふるさと納税に関する現況調査結果 (令和4年度実施)」(総務省 自治税務局市町村税課)
令和4年度における自治体別ふるさと納税の住民控除額ランキングトップに輝いたのは、神奈川県横浜市!2位の愛知県名古屋市と大きく差をあけて、堂々の1位にランクインしました。
また、4位に神奈川県川崎市が選ばれており、TOP10の中に神奈川県の自治体が2つ入っているのも特徴的です。
まとめ
ご紹介したように、2021年度(令和3年度)のふるさと納税の受入額と受入件数は前年度と比べて増加。令和4年度課税における控除額の実績や控除適用者数も令和3年度の調査結果と比べて約1.3倍になっていることから、国民の間でふるさと納税を行う方が増えているといえます。
しかし、ふるさと納税の受入額が大きい自治体1~4位は順位の入れ替わりはあるものの、上位にランクインしている自治体は前年度と同じ顔ぶれでした。
記事内でもご紹介したように、自治体によって返礼品の種類や寄付金額もそれぞれ異なるもの。ぜひ様々な自治体を比べた上で、寄付先を検討してみてくださいね!