【鹿児島県和泊町】サンゴ礁と海に囲まれた暮らし!移住支援制度と魅力を徹底解説

鹿児島県和泊町は、年間を通して温暖な気候に恵まれた暮らしやすい町です。
サンゴ礁が育むエメラルドグリーンの美しい海がすぐそばに広がり、その自然の魅力は多くの人々を惹きつけています。
この記事では、そんな自然豊かな和泊町での移住生活について、移住支援制度を中心にわかりやすくご紹介します。
お話を聞いた方
有馬 來夢さん 和泊町企画課 移住定住担当
Content目次
和泊町ってどんなまち?
鹿児島県の奄美群島に属する沖永良部島。その北東部に位置するのが和泊町です。
サンゴ礁の隆起によって形成されたこの島は、年間の平均気温が約22度と温暖で、一年を通して快適に過ごせる気候が魅力です。
なかでも「笠石海浜公園」から望む絶景は圧巻で、訪れる人々の心を癒してくれます。
また、4月下旬から5月上旬にかけては、約4万輪ものエラブユリが一斉に咲き誇り、島全体を白く染め上げる光景は圧巻です。

画像:©Okinoerabu Island / 鹿児島観光サイト「鹿児島の旅」
子育て世代に優しいまち
和泊町は、豊かな自然に囲まれた環境で、のびのびと子育てをしたいと願うご家族を温かく迎え入れています。
少子高齢化が進むなか、子どもたちの元気な声は、まちにとって大きな活力となっています。
そうした思いから、経済的な支援はもちろん、地域全体で子育てを支える環境づくりにも力を注いでいます。
また、小学校では、ジャガイモ作りや黒糖づくりなど、この土地ならではの体験型学習が盛んに行われているのも大きな魅力です。
人と人とのつながりが息づく暮らし
和泊町には、昔ながらのコミュニティが今も色濃く残っています。
「字(あざ)」と呼ばれる集落単位での行事が年間を通して数多く開催され、住民同士の交流が盛んです。
盆踊りや相撲大会、共同で道を清掃する「道普請」など、島ならではの文化に触れる機会が豊富にあります。
参加は必須ではありませんが、こうした活動を通して、地域の人々との信頼関係を築き、温かい人間関係の中で暮らしていけるでしょう。

画像引用:和泊町公式サイト
結婚・住まいの支援制度
和泊町では、新たな生活をスタートさせる新婚世帯を対象に、経済的な負担を軽減するための支援制度を設けています。
夢の島暮らしを、より具体的に、そして安心して始められるよう、町がしっかりとサポートします。
新婚のふたりを応援!和泊町で始める安心の島暮らしサポート
結婚を機に和泊町で新生活を始めるご夫婦を、経済的にサポートする「和泊町結婚新生活支援事業」という制度があります。新居の購入費や家賃、リフォーム費用、さらには引越し費用まで、幅広い用途に利用できます。
和泊町結婚新生活支援事業:
- 対象となる世帯
- 令和7年4月1日以降に婚姻し、和泊町内に住居を構える世帯
- 夫婦の合計所得が500万円未満であること
- 夫婦ともに、婚姻日時点の年齢が39歳以下であること
- 町税などの滞納がないこと
- 支援内容
- 住居費:新居の購入費、リフォーム費用、家賃、敷金、礼金、共益費、仲介手数料
- 引越費用:引越し業者へ支払った実費
この支援制度を活用すれば、新婚生活のスタートにかかる経済的なハードルを大きく下げ、安心して「島の暮らし」を始めることができます。

画像引用:かごしま移住ネット
まずは「しま暮らし体験住宅」で島の日常を
「いきなり移住するのは少し不安…」という方のために、和泊町では「しま暮らし体験住宅」を用意しています。
最長1年間、家具・家電付きの住宅で暮らしながら、和泊町の気候や文化、生活環境を肌で感じることができます。
移住後の生活を具体的にイメージするための絶好の機会です。
しま暮らし体験住宅:
- 利用料金など
- 家賃:月額30,000円
- 敷金:60,000円(家賃2ヶ月分)
- 入居期間:1年未満
- 設備:冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン、インターネット環境など、生活に必要な最低限の備品は揃っています。
この体験住宅で暮らしながら、本格的な住まい探しや仕事探しを進めることで、スムーズな移住を実現できるでしょう。

画像引用:くらすわどまり
子育て世帯向けに手厚い経済的支援
和泊町では、出産から子育て期間中まで、切れ目のないサポートで、安心して子育てができる環境を整えています。
何かと出費がかさむ子育て期間ですが、町の支援制度を上手に活用することで、経済的な負担を軽減し、ゆとりある子育てを実現してください。

画像引用:くらすわどまり
赤ちゃんのいる暮らしを応援!うれしい子育て支援制度
満1歳未満の乳児を育てる保護者を対象に、おむつや粉ミルクといった乳児用品の購入費用を助成する、「乳児用品購入費助成」という制度があります。
赤ちゃんの成長に欠かせない日々の必需品にかかる費用を、町がサポートします。
乳児用品購入費助成:
- 助成内容:
- 令和7年3月31日以前に生まれた乳児:町内の店舗などで乳児用品を購入した際の領収書を提出することで、月額10,000円を上限に購入費用を助成します(1歳半になる月の前月まで)。
- 令和7年4月1日以降に生まれた乳児:申請手続き後、毎月10,000円が指定の口座へ自動的に振り込まれます(1歳になる月の前月まで)。
もしもの時も安心「子ども医療費助成」
高校卒業年度の末日(18歳に達する日以後の最初の3月31日)までのお子さんを対象に、医療機関で受診した際の医療費(保険診療分)の自己負担額を助成します。
また、専門的な治療などで島外の医療機関を受診する必要がある場合には、お子さんとその付き添いの保護者1名分の船賃や宿泊費の一部を助成する制度もあります。
この手厚いサポートにより、離島であっても安心して医療を受けることができる環境が整っています。
お金だけじゃない!和泊町の暮らしの魅力
和泊町の魅力は、経済的な支援制度だけではありません。豊かな自然に囲まれ、暮らしやすい環境があなたの新しい生活を彩ります。
和泊町が位置する沖永良部島は、「奄美群島国立公園」の一部です。
国内最大規模の亜熱帯照葉樹林や、隆起サンゴ礁が作り出した独特の地形など、多様で貴重な自然が広がっています。
透き通った青い海でのマリンスポーツや、満点の星空の下での天体観測など、自然を身近に感じる暮らしは、子どもたちの感性を豊かに育むとともに、大人にとってもかけがえのない癒やしとなるはずです。

画像引用:沖永良部島観光サイト
また、自然がいっぱいの和泊町ですが、スーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアなどが揃っており、日常の買い物に困ることはありません。
医療機関についても、町内に3つの一般診療所があるほか、隣町には総合診療所もあり、安心して暮らせる環境です。
島内を走るバスも利用できますが、より自由に島を散策するには自家用車があると便利でしょう。
よくある質問
Q.どのような層の方々に移住してきてほしいですか?
和泊町では、特に子育て世代の方々に移住していただきたいと考えています。
小学校から高校までの児童生徒数が減少傾向にある中で、子どもたちの活気は、まちの未来にとって何よりの宝です。
豊かな自然と地域の人々の温かい眼差しの中で、のびのびと子育てをしたいと願うご家族を、町を挙げて歓迎します。
Q.移住に関する相談はどこにすれば良いですか?
和泊町役場の企画課が移住定住の相談窓口となっています。電話での相談のほか、移住情報サイト「くらすわどまり」では、オンラインでの問い合わせも受け付けています。
- 和泊町役場 企画課(移住定住担当窓口)
- 和泊町移住情報サイト「くらすわどまり」
- 移住のステップや先輩移住者の声、仕事・住まい情報などを掲載しています。
まとめ:和泊町であなたらしい暮らしを見つけよう
鹿児島県和泊町は、豊かな自然環境と温かいコミュニティ、そして移住者を支える手厚い経済的支援制度が揃った、魅力あふれるまちです。
結婚や子育てといったライフステージの変化に合わせて、あなたの新しい一歩を力強く後押しします。
この記事で引用した支援制度を参考に、ぜひ和泊町での新しい暮らしを具体的にイメージしてみてください。
まずは「しま暮らし体験住宅」で、島の空気に触れてみるのはいかがでしょうか。
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