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歴史と瀬戸内の町「竹原市」に移住 充実の支援制度で始める新生活

広島県竹原市

「安芸の小京都」と呼ばれる美しい町並みが魅力の広島県竹原市。瀬戸内海の穏やかな気候と多島美に包まれ、ゆったりとした時間が流れています。

本記事では、竹原市への移住を検討している方に向けて、移住支援金の制度や、竹原市での暮らしの魅力についてご紹介します。

中谷 康弘さん 竹原市役所企画政策課

Content目次

瀬戸内の風景と歴史が暮らしを彩る、竹原市の豊かなライフスタイル

竹原市には、豊かな自然や歴史、そして暮らしやすさなど、多くの魅力があります。移住後の生活を具体的にイメージしていただけるよう、まずは竹原市の特徴をご紹介します。

穏やかな気候と瀬戸内の「多島美」

竹原市は、年間を通じて温暖な瀬戸内式気候に恵まれており、雨が少なく晴れの日が多いのが特徴で、非常に過ごしやすい環境が整っています。

凪いだ海と点在する島々が織りなす、瀬戸内独特の穏やかな風景「多島美」は、日々の暮らしに安らぎを与えてくれます。

春には、「ピースリーホームバンブー総合公園」で1,300本以上の桜が咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

また、うさぎの島として知られる大久野島への玄関口でもあり、自然を身近に感じられる環境が整っています。

広島県竹原市 ピースリーホームバンブー総合公園

画像引用:ひろしま竹原観光ナビ

歴史の息吹を感じる「安芸の小京都」

市の中心部に広がる「町並み保存地区」は、江戸時代後期に製塩や酒造業で栄えた豪商たちの息吹を今に伝える、貴重な歴史的エリアです。

壮麗な屋敷や由緒ある寺社が往時の繁栄を物語っており、歩いているだけで、まるでタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。

この歴史ある町並みは、ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝の生誕地としても知られています。

広島県竹原市 町並み保存地区

画像引用:ひろしま竹原観光ナビ

生活機能が揃うコンパクトシティと良好なアクセス

竹原市は、生活の利便性が高いことも大きな特徴です。

市の中心部には、市役所やスーパー、病院、JRの駅などが集約されており、生活に必要な施設やお店がコンパクトにまとまっています。

また、広島空港から車で約25分というアクセスの良さも魅力のひとつです。

竹原市は、広島空港から最も近い瀬戸内海沿岸のまちであり、東京をはじめとする都市部との行き来もしやすい環境が整っています。

【最大200万円以上】竹原市の移住支援金とは?

新しい生活のスタートを経済的に支援するため、竹原市では、東京圏からの移住者を対象とした「竹原市移住支援金」を設けています。

支援金の対象者と主な要件

この制度は、東京23区に在住していた方、または東京圏から23区内へ通勤していた方が対象です。

支給額は、単身での移住の場合は最大60万円、2人以上の世帯での移住の場合は最大100万円となっています。

主な要件としては、以下のようなものがあります。

  • 竹原市に5年以上継続して居住する意思があること
  • 市内での就業、またはテレワークによる業務を継続して行うこと など

※詳細は竹原市HP「移住定住支援策一覧」をご覧ください。

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画像引用:竹原市公式ホームページ

子育て世帯にはさらに手厚い加算も

18歳未満のお子様を帯同して移住される子育て世帯には、「竹原市移住支援金」に加算措置があります。お子様1人につき、最大100万円が追加で支給されます。(※支援は予算の範囲内で実施されます)

たとえば、お子様2人を含む4人家族で移住される場合、基本となる世帯向け支援金100万円に加え、お子様2人分の加算(最大200万円)を受けることができ、総額で最大300万円の支援を受けることが可能です。

住まいの不安を解消!住宅に関する多彩な支援メニュー

移住後の生活基盤となる住まいについては、賃貸から持ち家まで、多様なニーズに対応した支援制度が整備されています。

賃貸派に嬉しい「家賃補助」と「引っ越し代補助」

まずは賃貸住宅から新生活を始めたいという方には、「竹原市移住者住宅支援事業補助金」が用意されています。この制度では、家賃の一部(月額上限1万円)を最大24か月間にわたって補助されます。

さらに、引っ越しにかかる費用を最大5万円まで補助する「竹原市移住者転居費補助金」もあり、移住時の初期費用を抑えることが可能です。

また、子育て世帯向けには、所得に応じて家賃補助が受けられる「子育て世帯向け地域優良賃貸住宅」も整備されており、安心して暮らせる住環境が整っています。

※詳細は竹原市HP「移住定住支援策一覧」をご覧ください。

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画像引用:竹原市公式ホームページ

マイホームの夢を応援!「空き家改修支援」と「土地の無償提供」

市内の空き家を改修して住む場合には、「竹原市空き家移住・定住改修支援事業」により、改修費用の一部が補助されます。

補助額は最大100万円で、趣ある古民家を自分好みにリノベーションして暮らすことも夢ではありません。

また、市内の仁賀町では、定住を目的とする移住者の方に対して、土地を25年間無償で貸し付けた後、無償で譲与するというユニークな取り組みも行われています。

自然に囲まれた環境で、将来的に自分の土地を持つことができる魅力的な制度です。

仕事と子育てを全力サポート!世代別にみる経済的メリット

住居に関する支援以外にも、若者から子育て世代まで、ライフステージに合わせた経済的支援もあります。

多様な働き方を応援する仕事の支援

「竹原市奨学金返還支援事業補助金」は、市内に定住し、一定の条件を満たす方を対象に、奨学金の返還を支援する制度です。

そのほかにも、市内の介護・障害福祉・保育の現場で新たに働く方に対する応援給付金や、まちなかの活性化に貢献する創業者に対して最大100万円の支援を行うなど、多様なキャリアを応援する制度が充実しています。

継続的なサポートが魅力の子育て環境

子育て世代にとって重要な医療や保育の環境も、竹原市ではしっかりと整備されています。

「乳幼児等医療費助成制度」では、お子様の医療費を高等学校卒業まで助成(一部自己負担あり)しており、急な病気やケガの際にも安心です。

市内には認定こども園が8園あり、待機児童の心配も少なく、安心して子育てができます。

近年では、お子様が地域のこども園に通いながら一定期間滞在できる「保育園留学」の受け入れも行っており、自然豊かな環境でのびのびと過ごすことができます。

さらに、2024年からは、母子保健と児童福祉の機能を一体化させた「こども家庭センター」が設置され、妊娠期から子育て期までの相談・支援体制が強化されました。

お金だけじゃない!移住前から移住後まで続く安心のサポート体制

移住においては、経済的な支援だけでなく、情報収集や地域とのつながりづくりも大切な要素です。

竹原市では、移住を検討し始めた段階から、実際の移住、そして移住後の生活が軌道に乗るまでをしっかりとサポートする、人的な支援体制が整えられています。

なんでも相談できる「移住・定住サポートセンター」

市中心部に設置された「移住・定住サポートセンター」では、専門の相談員が常駐し、移住に関するあらゆるご相談にワンストップで対応しています。

利用可能な支援制度の案内はもちろん、住まいや仕事探しに関する情報提供やサポートも行っており、些細なことでも気軽に相談できる心強い窓口です。

先輩移住者が伴走する「地域移住コーディネーター」制度

市内では、5名の「地域移住コーディネーター」が活動しています。その中には、実際に県外から竹原市へ移住してきた先輩もおり、移住者ならではのリアルな視点でアドバイスをしてくれます。

地域のお店やイベントを紹介したり、地元のキーパーソンとのつながりをつくったりと、移住者が地域にスムーズに馴染めるよう、親身になって伴走してくれる心強い存在です。

よくある質問

Q. どのような層の方々に移住してきてほしいですか?

竹原市では、世代を問わず、移住に関心をお持ちの方を歓迎しています。

その上で、特に力を入れているのが若者・女性の移住です。本市では転出超過が課題となっており、若い世代の方々が「竹原で暮らしたい、働きたい」と感じられるような、魅力的なまちづくりを進めています。


Q. 移住に関する相談はどこでできますか?

市中心部の「移住・定住サポートセンター」や、先輩移住者もいる「地域移住コーディネーター」に直接相談できるほか、ウェブサイトからのオンライン相談も可能なので、遠方にお住まいの方でも気軽に相談できます。

また、東京や大阪で開催される移住フェアにも積極的に参加しています。


Q. 経済的な支援以外に、どのようなサポートがありますか?

まずは竹原の暮らしを体験してみたい、という方向けに「移住定住お試し住宅」があります。歴史的な町並み保存地区の中にあり、家具や家電も一通り揃っているので、気軽に竹原暮らしを体験できます。

また、移住を検討するために市内に宿泊した場合の費用を補助する「お試し暮らし滞在費補助金」といった制度もあります。

まとめ

手厚い経済的支援と、瀬戸内の豊かな暮らし。広島県竹原市は、この二つの魅力を兼ね備えたまちです。

お金の不安を軽減する具体的な支援制度と、心穏やかに暮らせる自然豊かな環境。その両方を大切にしたい方は、ぜひ一度、竹原市の公式ホームページをご覧ください。

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