【北海道新篠津村】移住でかなえる豊かな暮らし!知っておきたい「お金」の支援とメリットを徹底解説

北海道のほぼ中央に位置する新篠津村は、広がる田園風景と澄み渡る空が魅力のまちです。
一方で、都市へのアクセスも良好で自然の豊かさと都市の利便性がほどよく調和しています。
この記事では新篠津村の移住支援と、村での暮らしについて解説します。
お話を聞いた方
瀬能 裕樹さん/秋場 大さん 新篠津村企画政策課企画係
Content目次
新篠津村ってどんなところ? 自然と都市が調和するまちの魅力
広い空と豊かな田園風景が広がり、札幌へのアクセスも良好な新篠津村。のびのびとした暮らしと都市の利便性が融合した、魅力的な生活が魅力的な街です。

北海道ならではの雄大な自然に囲まれながらも都市部へのアクセスが容易なため、仕事やレジャーの選択肢も豊富です。
美しい自然と心地よいアクセス
新篠津村は石狩平野の北東部に位置します。村域の多くが農地であり、四季折々の美しい田園風景が広がっています。

画像引用:しんしのつ農業の今、未来 | 北海道新篠津村(公式サイト)
夕暮れ時には、空と大地が織りなすグラデーションが息をのむほどの美しさを見せ、都会の喧騒から離れて心穏やかに過ごせる環境です。
お米をはじめとする様々な農産物が食卓を彩り、豊かな生活の一部となります。
一方で、札幌市中心約50分、JR函館本線の上幌向駅までは車で10分弱というアクセスの良さも魅力の1つです。
上幌向駅には村営駐車場も完備されており、札幌への通勤・通学も十分に可能です。
村内には公共交通機関としてバスが運行しているものの、ほぼ車社会であるため、自家用車があるとより利便性があがるでしょう。
子育て世代に選ばれる理由
新篠津村には安心して子育てができる環境が整っているだけでなく、子育てに関する経済的な支援も手厚いため、多くの子育て世代から選ばれています。

2024年11月には、診療所施設「すこやかクリニック新篠津」が建て替え・新築され、一次医療の機能が強化されました。
また、買い物拠点となる「ホクレンショップ新しのつ店」も同年11月に改装オープンし、日用品や食料品の買い物だけでなく、住民交流スペースや100円ショップの商品陳列も始まり、日常生活の利便性が向上しています。
移住で受けられる手厚い「住まい」の支援
新篠津村では、移住を検討されている皆様が安心して新生活をスタートできるよう、住まいに関する独自の支援制度を設けています。

分譲団地「みのり団地」での住宅取得支援
新篠津村では、定住促進団地「みのり団地」の分譲を行っており、ここでの新築住宅購入者に対して手厚い支援金制度を設けています。みのり団地に住宅を新築し居住する方に対し、以下のいずれかの支援金が3年間給付されます。
- 子育て支援金: 年間10万円(最大3年間)
- 定住支援金: 年間6万円(最大3年間)
移住支援金の活用
新篠津村では、独自の「みのり支援金」のほか、国や北海道が実施する制度を併用できる場合があります。
例えば、東京圏からの移住で就業や起業を伴う場合には「移住支援金」が支給されることもあります。
また、新篠津村の空き地・空き家バンク制度も、移住を検討している方にとっては重要な情報源です。村のウェブサイトで詳細を確認してみてください。
家族に嬉しい!新篠津村が誇る子育て支援の充実
新篠津村には、子育て世帯が経済的な不安なく安心して子育てに取り組めるよう、多角的な支援が整っています。
医療費助成から入学・出産祝い金まで
新篠津村では、子どもの医療費助成から出産や入学といったライフイベントごとの経済的支援まで、手厚い制度が整備されています。
- 保育所利用料無料:令和元年10月1日より、保育所の利用料が完全無償化されました。
- 高校卒業まで医療費全額助成: 0歳から18歳(18歳到達年度末)までのお子さんを対象に、医療費(入院・通院)が全額助成されます。
- 月額5,000円の「養育金」支給:18歳未満の児童を3人以上養育し、かつ最年少児童が3歳未満の保護者に対し、最年少児童が3歳に達するまでの期間、18歳未満の児童1人につき月額5,000円が助成されます。
- 出産祝金:村に1年以上住所を有する方を対象に、第1子・第2子に50,000円、第3子以降に100,000円が贈呈されます。
- 小中学校入学祝金::小学校入学時に1人20,000円、中学校入学時に1人30,000円が贈呈されます。
- はばたけ高校生応援支援金::高校生1人につき月額5,000円が支給されます。
- インフルエンザ予防接種費用助成:0歳から18歳までのお子さんを対象に、年度内2回までインフルエンザ予防接種費用が全額助成されます。
- 児童生徒修学旅行費補助金:小学6年生および中学3年生が実施する修学旅行に要する経費の一部が補助され、小学校は1人あたり15,000円、中学校は1人あたり40,000円を上限に、費用の2分の1以内が支給されます。
これらの制度は、「新篠津村子育てガイドブック」で詳細を確認できます。
日常生活をサポートする独自の取り組み
- ブックスタート: 新生児訪問の際に絵本が2冊プレゼントされます。
- オムツ用ごみ袋の配布:2歳未満のお子さんがいるご家庭に、オムツ廃棄用のごみ袋が贈呈されます。これは、これから出生するお子さんには新生児訪問時と10ヶ月健診時に、また転入された方には転入時に交付されます。
移住後の生活を支える経済的メリット
新篠津村での生活は豊かな自然だけでなく、さまざまな経済的メリットに支えられています。
さまざまな暮らしを支える配慮
新篠津村は、子育て世代だけでなく、あらゆる世代の人々が安心して暮らせるまちを目指しています。高齢者や特定のニーズを持つ方々に対しても、暮らしを支えるさまざまな配慮がされています。
例えば、村民が利用できる「村民駐車場」が、岩見沢市の上幌向に整備されています。上幌向駅は新篠津村から車で約10分とアクセスが良く、札幌方面へのお出かけにも便利です。
経済的なメリット以外にも魅力がたくさん
直接的な現金給付や割引だけでなく、新篠津村には住民の暮らしを豊かにするためのさまざまな施設やサポートがあります。
例えば、2023年11月にオープンした「しんしのつ天文台」は、北海道初の全国でも珍しいフルオープン式で、道央圏最大級の口径50㎝のカセグレン式反射望遠鏡を備えています。
「空のまち」として、グライダー体験搭乗や2月下旬に開催される「ランタン祭り」などでPRされており、住民が気軽に利用できるレクリエーション施設として親しまれています。

引用:第5回新篠津天灯(ランタン)祭り開催! | 北海道新篠津村
天文台に併設されているパークゴルフ場や貸農園も、村内での過ごし方を豊かにする魅力的な場所です。
しんしのつ温泉「たっぷの湯」周辺には、キャンプ場や道の駅、新鮮な野菜が購入できる「しんしのつ産直市場」も併設されており、休日の過ごし方にも選択肢が広がります。
これらの施設は、直接的な経済的メリットではありませんが、村民の生活の質を高め、余暇を充実させてくれます。
また、就業・就農・起業支援も行っています。移住後の仕事探しは大きな課題となることが多いですが、村のウェブサイトで求人情報や空き地・空き家バンク制度に関する情報収集が可能です。
相談窓口もあり、スムーズな移住と定住をサポートする体制が整っています。
移住に関する「お金」のよくある質問。
Q.各種支援制度の具体的な申請方法は?
新篠津村が提供する各種支援制度の具体的な申請方法や必要書類については、それぞれの制度を所管する部署にお問い合わせいただくのが最も確実です。
村のウェブサイトやリーフレットにも、相談窓口の連絡先やウェブサイトのURLが記載されていますので、そちらも併せてご確認ください。
Q.住宅取得以外の生活費はどのくらいかかる?
移住後の生活費は、ご家庭の構成やライフスタイルによって異なりますが、新篠津村での生活費は、都市部に比べて抑えられる傾向があります。
交通手段については自家用車の維持費が必要となりますが、札幌へのアクセスが良好なため、日帰りの買い物やレジャーも気軽に楽しめます。

まとめ
北海道新篠津村は、雄大な自然に抱かれながらも札幌都市圏へのアクセスに恵まれ、特に子育て世代にとって経済的な面からも安心して新しい暮らしを始められる魅力的な場所です。
新篠津村で自然と調和した心豊かな生活を始めてみませんか?
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