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清流のまち大台町ではじめる暮らし|移住支援と魅力の完全ガイド

三重県大台町 清流・宮川

三重県大台町は、ユネスコエコパークにも認定された雄大な自然や何度も水質日本一に輝いた清流・宮川がある自然豊かな場所です。

この記事では、そんな大台町の魅力と移住支援制度を中心に解説していきます。

山口 誠さん 大台町生活環境課 地域づくり係

Content目次

清流と緑に抱かれたユネスコエコパークの町・大台町

大台町の最大の魅力は日々の暮らしの中で感じられる大自然の豊かさがあります。

また、安心して暮らせる生活基盤がそろっているのも魅力的です。

ユネスコが認めた大自然を日常の舞台に

三重県大台町 カヌー

画像引用:大台町観光協会ホームページ

大台町は町全域が生物多様性を保全し、自然と人間の持続可能な社会の実現を目指す「ユネスコエコパーク」に登録されており、世界的にも貴重な自然が守られています。

町の中心を流れる宮川は、国土交通省の水質調査で何度も「水質が最も良好な河川」に選ばれており、その透明度は訪れる人々を驚かせます。

この清流では、SUPやカヤックといったウォーターアクティビティが盛んで、休日に気軽に楽しむことが可能です。

また、アユ釣りの名所としても知られ、シーズンには多くの釣り人で賑わいます。

さらに、日本三大峡谷のひとつに数えられる「大杉谷登山道」では、息をのむような渓谷美と手つかずの自然が織りなす絶景を堪能できます。

安心の生活基盤と温かな地域コミュニティ

三重県大台町 道の駅奥伊勢おおだい

画像引用:大台町観光協会ホームページ「道の駅奥伊勢おおだい」

大台町は豊かな自然に囲まれながらも、生活の利便性はしっかりと確保されています。

町の中心部にはスーパーマーケットやドラッグストア、ホームセンターが揃っており、日常の買い物に不便はありません。

また、個人経営のクリニックに加えて総合病院も立地しており、万が一の時も安心です。

交通面では、JR紀勢本線が町内を走り、4つの駅が点在しています。中心駅である三瀬谷駅には特急「南紀」も停車するため、名古屋まで乗り換えなしで約2時間でアクセス可能です。

町内の移動には、路線バスやデマンド型の乗合タクシーが利用でき、高齢者や学生の足となっています。

そして何より、地域コミュニティの温かさも大台町の大きな魅力です。

新しく移住してきた人々が孤立することなく、地域に溶け込めるよう、子育てサークルや自然体験教室など様々な交流の場が用意されています。

移住と暮らしを支える大台町の支援制度

大台町では、移住者が利用できる様々な支援制度が整っています。

移住支援金:東京圏からの移住を支援

大台町への移住・定住の促進と、地域の中小企業における人手不足の解消を目的とした、非常に手厚い支援金制度です。

■ 対象者

東京23区に在住していた方、または東京圏(埼玉県、千葉県、神奈川県を含む)から23区へ通勤していた方が主な対象です。

移住直前の10年間のうち通算5年以上、東京圏に在住または通勤していたこと、そして三重県のマッチングサイト経由での就業など、所定の要件を満たす必要があります。

■ 支援内容

  • 単身世帯60万円
  • 2人以上の世帯100万円
  • 子育て加算:世帯での移住の場合、18歳未満のお子さん一人につき最大100万円を加算

例えば、ご夫婦とお子さん2人(18歳未満)で移住される場合、世帯への100万円に加え、お子さん2人分の200万円、合計で最大300万円という大きな支援を受けることが可能です。

住まいの補助金:快適な住環境づくりを応援

移住後の生活拠点となる住まいについても、経済的な支援策が用意されています。

■ 制度のポイント

  • 制度名称:大台町空き家改修事業補助金
  • 対象物件:大台町「空き家バンク」に登録された物件で成約に至ったもの
  • 対象工事:住宅の機能向上のための改修(水回り、内装、屋根等)
  • 補助額:売買契約の場合は対象経費の3分の1以内
        賃貸借契約の場合は対象経費の2分の1以内
  • 上限額:100万円

子育て・教育支援:誕生から進学までトータルサポート

三重県大台町 子育て支援

画像引用:大台町役場ホームページ「子育て支援」

「地域の宝」である子どもたちの成長を、町全体で支えるという強い意志のもと、全国的に見ても手厚い子育て支援策を講じています。

【出産・医療サポート】

  • 出産祝い金:お子さんが誕生したご家庭に10万円を支給します。さらに、ベビー服やタオルといった「出産祝い品」も贈呈され、心温まるお祝いムードで新しい家族をお迎えいたします。
  • 子ども医療費助成:18歳に達する年度の末日まで、医療機関で支払う保険診療の自己負担分が無料になります。入院・通院を問わず適用されるため、子どもの急な病気や怪我の際にも、経済的な心配をすることなく安心して医療を受けさせることができます。

【保育・教育サポート】

  • 保育料無償化:3歳から5歳児クラスは全員無。0歳から2歳児クラスは、住民税非課税世帯を対象に無償としています。
  • 学校給食費無償化:町立の小中学校に通うすべての児童・生徒の給食費が無料です。毎日のことだからこそ、家計にとって非常に大きな助けとなるでしょう。
  • 高等学校等通学費補助:公共交通機関を利用して町外の高校へ通学する生徒に対し通学定期券の購入費もしくは下宿等に要した費用の一部(補助率2分の1、月額上限1万円)を補助します。
  • 大学等入学支度金:4年制大学や6年制大学へ進学する際に10万円を支給。入学金や新生活の準備など、何かと物入りな時期の家計を支えます。

その他の暮らしの支援

子育て世代以外の方々や、日常生活の様々な場面でのサポートも充実しています。

【外出支援サービス】

  • 公共交通の割引:高齢者、障がいのある方、中学生以下の子ども等を対象に、町営バスの運賃割引制度があります。
  • タクシー券の交付:高齢者、障がいのある方、そして妊産婦を対象に、タクシーの利用料金の一部を助成するタクシー券を交付。日々の移動を支えるきめ細やかなサービスです。

【親子のふれあい支援】

  • ブックスタート:赤ちゃんとその保護者を対象に、絵本を2冊プレゼントし、親子の心豊かな時間を応援します。
  • 子育て応援ポイント事業:町が実施する子育て関連のイベントや講座に参加するとポイントが貯まり、絵本やおもちゃと交換できるユニークな取り組みです。

よくある質問

Q. 移住に関する相談はどこにすればよいですか?

大台町では、移住に関する専門の相談窓口として「AWAサポートデスク」を設置し、NPO法人に運営を委託しています。

空き家バンクの紹介から、各種支援制度の詳細、仕事探し、地域での暮らしに関する様々な相談まで、専門の相談員がワンストップで対応してくれます。

ウェブサイトからの問い合わせやオンラインでの相談も可能なので、「まずは情報収集から」という方も気軽にご利用ください。


Q. どのような人たちに移住してきてほしいですか?

大台町では、特に子育て世代の方々に大きな期待を寄せています。

地域の高齢化が進む中で、子どもたちの元気な声が響き渡る活気ある町であり続けたいと、切に願っているからです。

そのため、今回ご紹介したように、子育て世帯向けの経済的支援やサポート事業を数多く用意しています。

もちろん、豊かな自然の中で創作活動に打ち込みたい方、地域コミュニティとの交流を楽しみたい方、セカンドライフを穏やかに過ごしたい方など、大台町の魅力に共感する方の移住も歓迎です。


Q. 実際の暮らしで不便な点はありますか?

都市部の利便性に慣れた方にとっては、不便に感じる面があります。

例えば、町内には産婦人科がなく、出産を控えている方は近隣の市町にあるクリニックまで通う必要があります。

また、買い物に関しても、日常的な食料品や日用品は町内で揃いますが、ファッションや専門的なものを求める場合は、都市部まで足を運ばなければなりません。

それを踏まえ、大台町では移動スーパーが地域を巡回するなど、不便さを補う工夫もなされています。

まとめ

三重県大台町は、ユネスコエコパークの豊かな自然環境に加え、移住支援金や手厚い子育てサポートといった経済的支援が非常に充実した町です。

移住を検討されている方は一度移住相談デスク「AWAサポートデスク」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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