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【岩手県野田村】移住でかなえる理想の暮らし!気になる「お金」の支援とメリットを徹底解説

岩手県野田村

岩手県の沿岸北部に位置する野田村。雄大な太平洋と緑豊かな山々に抱かれたこの村には、穏やかな時間が流れています。

この記事では、野田村での暮らしに興味を持ってくださった方へ、特に子育て世代に手厚い「お金」の支援制度を中心に解説をします。

永井 悠渡さん 野田村 未来づくり推進課(移住定住観光班)

Content目次

人の温かさと自然が共存する村

移住者の方々が口を揃えて魅力に挙げるのが「人の穏やかさや温かさ」です。派手さはありませんが、訪れる人を優しく迎え入れる風土が根付いています。

また、野田村の「十府ヶ浦海岸」は、約3.5kmにわたって緩やかな弧を描く美しい砂浜が特徴で、海岸沿いには広大な公園も整備されており、散歩やスポーツなど、村民の憩いの場として日常的に親しまれています。

さらに、青森から福島まで続く長距離自然歩道「みちのく潮風トレイル」のコースにもなっており、壮大な自然景観を楽しみながらこの土地の文化に触れることができます。

みちのく潮風トレイル

画像提供:野田村

村内には産直施設や商店が点在しており、日々の食料品などの買い物に利用できます。

さらに、三陸沿岸道路を利用すれば、久慈市まで車で約10分、青森県八戸市へも約1時間でアクセス可能です。

また、運賃無料の村営バスが運行しており、車がない方の移動手段の一つとなっています。

岩手県野田村 アクセス

画像提供:野田村

野田村の移住支援の「全体像」

野田村では、移住を検討される方のさまざまなステージに寄り添う支援策を用意しており、特に「住まい」「仕事」「子育て・学び」が柱となっています。

住宅取得や家賃への補助はもちろん、村内での起業チャレンジ支援、そして若者のUターンを促進するための奨学金返還支援など、独自の制度で移住・定住をサポートします。

1泊500円から利用できる「移住交流体験施設」

移住への不安を解消するため、1泊500円で最大30泊まで滞在可能な「移住交流体験施設」をご用意しています。

村の空気や人の温かさ、暮らしの便利さを肌で感じながら、ご自身の未来をじっくりと考える時間としてご活用ください。

野田村 庵日形井

画像提供:野田村

住宅購入から家賃補助まで手厚くサポート

新しい生活の基盤となる「住まい」。野田村では、定住を視野に入れている方々の負担を少しでも軽くできるよう、住宅の新築や購入や家賃に至るまで、手厚い補助制度でサポートします。

住宅の新築・購入をサポート!手厚い支援制度

村に定住する方の住宅取得や家賃負担を軽くする制度を用意しています。若い世代や子育て世帯、村外からの移住者に特に手厚い内容です。

定住促進事業費補助金:

  • 対象:野田村に永住の意思を持ち、住民登録を行う方
    • Uターン者や県内外からの移住者も対象
  • 住宅新築・購入費
    • 補助率:費用の1/10
    • 補助金:最大50万円
    • 加算要件(重複可・最大100万円)
      • 18〜45歳未満:+20万円
        子ども1人につき:+10万円(上限30万円)
      • 村外出身者:+20万円
      • 村内施工業者で新築:+30万円
  • 住宅用土地購入費:
    • 補助率:費用の1/3
    • 上限:100万円
  • 賃貸住宅家賃補助:
    • 補助率:費用の1/3
    • 補助金:最大月1万5千円
    • 加算要件:費用の1/3(最大月5千円)
      • 義務教育終了前の子がいる世帯
      • ひとり親世帯

義務教育終了前のお子さんがいる世帯やひとり親世帯は、補助額が最大で月々2万円に増額され、毎月の家計を力強く支えます。

この制度は暮らしの基盤となる「住まい」を安心して整えるための制度です。新築や購入はもちろん、賃貸暮らしの方にも幅広く対応しています。まずは条件や手続き方法をご確認のうえ、計画に合わせてご活用ください。

東京圏からの移住をサポート!手厚い移住支援金

東京圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)から移住し、就業等の要件を満たす方に支給致します。

  • 単身者:60万円
  • 世帯:100万円(18歳未満の子ども1人につき30万円加算)

保育料完全無償!高校生まで医療費も全額助成

野田村が特に力を注いでいるのが、「子育て支援」です。

経済的な負担を減らし、すべての家庭が安心して子どもを産み、育てられる環境づくりを目指しています。

岩手県野田村 おひさまだより

画像提供:野田村保育会

所得制限なし!副食費も含めた保育料完全無償化

野田村では所得制限なしで「保育料の完全無償化」を実施しています。

国の制度に先駆け、これまで自己負担が多かった「副食費(おかずやおやつ代)」も村が全額負担。

これにより、認可保育施設の保育料が実質的に無料となり、家計を大きくサポートします。

高校卒業まで医療費ゼロ、妊産婦への負担軽減も充実

高校卒業までのすべての子どもを対象に、医療機関での窓口負担を全額助成します(所得制限なし)。

また、妊娠5か月から出産翌月までの妊産婦の医療費も全額助成。予期せぬ時の「もしもの安心」と、日々の健康を守る「普段の安心」の両方で、母子の健康を支えます。

在宅子育て応援手当やエンゼル祝金

保育園に通わない未就園児がいるご家庭もサポートします。

生後8週から満3歳までのお子さんを家庭で育てる世帯に、月額1万円分の村内共通商品券を支給する「在宅子育て応援手当」を設けています。

また、お子さんの誕生時には、人数に応じて「エンゼル祝金」をお渡ししています。

岩手県野田村 エンゼル祝金

画像提供:野田村

新しい挑戦とUターンを応援する独自の支援

野田村ではやりがいのある仕事や学びの機会を、独自の制度でサポートしています。

起業を後押しする「地域新事業チャレンジ応援補助金」

村内で起業したり、新たな分野に挑戦したりする方の初期経費を支援します。

個人で最大50万円、法人では最大300万円まで、対象経費の2/3を補助します。

若者の定住を促す「奨学金返還支援事業」

村内に定住する若者を対象に、奨学金の返還を支援する制度です。返還額の一部または全部を補助することで、Uターンや新しい移住者が経済的な心配なくこの地で活躍できる環境を整えています。

よくある質問

Q. どのような方に野田村への移住をおすすめしたいですか?

野田村では、基本的にどなたでも歓迎していますが、特に手厚い支援制度を整えていることから、子育て世代の方にぜひ移住していただきたいと考えています。


Q. 移住前に村の雰囲気や人と交流する方法はありますか?

村の情報を定期的にお届けする「心はいつものだ村民」への登録をおすすめしており、村との心理的な距離が縮まり、コミュニケーションのきっかけにもなります。

また、村最大のイベント「野田まつり」の時期に訪れてみるのも、村の活気や人の温かさを知る良い機会になるでしょう。夏に東京で開催される岩手県の移住イベントにも出展していますので、ぜひお立ち寄りください。


Q.移住に関する相談窓口や情報収集の方法を教えてください。

野田村では、公式ホームページや公式X(@NODA_Iwate)を通じて、日々の暮らしやイベント情報、支援制度などを発信しています。

また、年に数回、東京などで開催される移住イベントにも出展しており、担当者から直接話を聞くことができます。

個別の相談は、野田村役場 未来づくり推進課 移住定住観光班が対応しています。

メールや電話での問い合わせも可能ですので、移住の検討段階から気軽にご連絡ください。

  • 相談窓口:野田村役場 未来づくり推進課 移住定住観光班
  • Mailmirai_itk@vill.noda.iwate.jp
  • 電話:0194-78-2963(直通)

まとめ:野田村で、あなたらしい豊かな人生を

岩手県野田村には、保育料の無償化や医療費助成といった子育て世代を力強く支える制度をはじめ、住まいや仕事への手厚いサポートが整っています。

その根底には、「地域全体で育てあう」というこの村ならではの風土があります。

まずは観光や短期滞在で訪れ、野田村の日常に触れてみませんか。

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