豊かな自然と手厚い支援が魅力|神奈川県中井町でかなえる、ゆとりのある暮らし

豊かな自然と里山風景が広がる神奈川県中井町は、都心から約65キロメートル圏内に位置する「ちょうどいい」まちです。
都会の利便性と田舎のゆとりを両立させる、理想の暮らしを求める方々にとって、中井町は魅力的な選択肢となるでしょう。
この記事では中井町の移住支援制度や、町の魅力についてご紹介します。
お話を聞いた方
石塚 淳さん 中井町企画課政策班
Content目次
移住への第一歩、住まいの費用を応援します
中井町は、子育て世帯や若年夫婦世帯が安心して新生活をスタートできるよう、住居の取得にかかる経済的な負担を軽減するための手厚い補助金制度を設けています。
子育て・若年夫婦世帯を対象とした補助金

画像引用:中井町公式サイト
「移住・定住推進事業補助金」は、中井町内に住宅を新築、建て替え、または新築住宅を購入した子育て世帯(中学生以下の子が同居)や若年夫婦世帯(夫婦のいずれかが40歳未満)を対象とした制度です。
補助額は、対象経費の2分の1以内、最大60万円となっており、夢のマイホームを実現する大きな後押しになります。
この補助金は、建物の所有権保存登記が完了した日から1年以内に申請する必要があります。
中井町へ10年以上定住する意思があることが交付要件の一つとなっているので、長く中井町に住みたいと考える方にとって最適な制度です。
空き家を活用したお得な暮らしの提案
昔ながらの趣ある空き家を改修して、新たな生活を始めるのも中井町での暮らし方の一つです。
中井町では定住を目的として空き家を取得・改修する方向けに「空き家活用推進事業補助金」が適用され、補助額は最大40万円となります。
さらに、子育て世帯や若年夫婦世帯の場合は、最大80万円まで増額されます。(所有権移転登記完了日から1年以内の申請が必要です。)
古き良きものを大切にしながら、自分たちの手で新しい住まいを作り上げる。そんな暮らしも、中井町ではお得に実現できます。
補助金の対象となる費用は、増改築や内装・外装工事、キッチンや浴室といった給排水工事など、幅広い改修費用が含まれます。
申請には、交付申請書、調査同意書、売買契約書の写し、建物登記簿の全部事項証明書などが必要です。
子育て世代が実感する経済的メリット

画像引用:中井町公式サイト
中井町が特に力を入れているのが、子育て支援です。
子どもたちが健やかに成長できる環境を整えることはもちろん、日々の生活における経済的な負担を軽減することで、子育て世帯が安心して暮らせるまちを目指しています。
医療費から給食費まで、手厚い補助
中井町では、子育てにおけるさまざまな場面で経済的な支援を行っています。
- 小児医療費助成:0歳から満18歳になった最初の3月31日まで、通院・入院の保険適用分に係る医療費を助成します。
- 子育て応援紙オムツ補助事業:1歳6か月未満の子どもを養育する世帯に、町が指定する店舗で紙オムツなどの購入に利用できる補助券(最大54,000円分)を交付します。
- 学校給食費無償化:町立小中学校に通う児童・生徒の給食費は全額無償です。
- 多子世帯における国民健康保険税の減免:18歳以下の加入者が3人以上いる世帯では、3人目以降の加入者の均等割額が減免されます。
安心して子どもを預けられる教育環境
教育環境の充実にも力を入れています。
「町立なかいこども園」は幼稚園と保育園の機能を併せ持つ施設で、待機児童数はいません。共働き世帯でも安心して子どもを預けることができ、仕事と子育ての両立を支援しています。
また、子育てに関する相談や交流の場を提供する「子育て支援センターひまわり」、妊娠・出産から子育てまで切れ目のない支援を行う「なかいネウボラ」など、専門職員が総合的な相談に対応できる体制も整っています。
自然と暮らしが調和する「里都(さと)まち」の魅力

画像引用:中井町公式サイト
中井町が持つ最大の魅力は、豊かな自然と都市機能が調和していることで、中井町はこれを「里都(さと)まち」と表現しています。
水道水が100%地下水で賄われていることからもわかるように、豊かな水資源に恵まれ、季節の移ろいを身近に感じる里町の魅力と、ゆとりある都市的生活の場としての魅力をあわせ持つ町です。
都会では味わえない、ゆとりある暮らしがここにあります。
日常の利便性と温かいコミュニティ

画像:厳島湿生公園(提供:中井町)
町内に鉄道の駅はありませんが、自動車があれば近隣地域へのアクセスは非常に便利です。
東名高速道路の秦野中井ICも町の北部に位置しており、東京都心へは車で約1時間弱で到着します。
中井町では、乗降ポイント120か所を結ぶオンデマンドバスを運行しているため、自動車がなくても、町内を自由に移動することができます。
地域とのつながりを深めるイベントも盛んです。毎年5月には「竹灯篭の夕べ」が開催され、厳島湿生公園に並べられた約2,500本の竹灯篭の幽玄な雰囲気の中でホタルの舞を楽しむことができます。

画像:竹灯篭の夕べ(提供:中井町)
10月に開催される町最大のイベント「美・緑(みりょく)なかいフェスティバル」では、模擬店やフリーマーケット、ステージなどが催され、住民同士の交流が深まる温かいコミュニティを感じられるでしょう。
世代を問わず安心して暮らせるサポート
中井町では、地域で安心して暮らし続けられるよう、世代を問わず、さまざまな支援を行っています。
運転免許を自主返納した方には、町内を自由に移動できるオンデマンドバスの回数券を交付する「免許返納支援」を実施。
また、緊急時に迅速な対応を図る「高齢者緊急通報装置貸与事業」や、高齢者を対象とした補聴器購入費用の助成なども行っています。
幅広い世代に向けたサポート体制が整っていることは、この町で長く暮らす上での大きな安心材料です。
豊かな農産物とユニークな体験
中井町では、丘陵地帯の豊かな自然と水資源を活かして農業が盛んです。
中井中央公園内にある「里やま直売所」では、地元農家が丹精込めて作った新鮮な野菜や特産物を、毎週土・日曜日に購入できます。

画像提供:中井町
特に、甘みと酸味が絶妙なバランスの中井町産みかんは、冬の味覚として人気です。
また、町の暮らしに触れるユニークな体験イベントも開催されています。
農作物の収穫体験イベントでは、旬のブルーベリーやみかん、お米などを親子で収穫し、食のありがたさや大切さを学ぶ機会も提供されています。
町を紹介するオリジナルの観光マップ「中井遊歩」では、観光情報がたくさん紹介されており、スマホアプリを利用して中井町の里山を巡りながら、美しい景観や歴史に触れるウォーキングコースも人気です。
これらの体験を通じて、中井町の魅力を肌で感じてみてください。
よくある質問
Q. 移住後の仕事や通勤はどのようにすればよいですか?
中井町は東京都心から車で約1時間弱とアクセスが良好なため、都心への通勤も十分に可能です。
高速道路のインターチェンジが町内にありますが、近隣の鉄道駅へは路線バスでも移動できるため、自動車がなくても通勤することは可能です。
近年増えているテレワークを柔軟に組み合わせながら、都市部での仕事を継続する方も多くいらっしゃいます。ハローワークでは求人情報も提供していますので、移住後の仕事探しもご安心ください。
Q. 移住の相談はどこにすれば良いですか?
中井町役場2階にある企画課が、移住に関する総合窓口です。
町の暮らしに関するさまざまな情報をご案内しています。Zoomを利用したオンライン相談や、事前の連絡で町内を個別にご案内するサービスもできます。
まとめ

画像:震生湖(提供:中井市)
中井町は、都心へのアクセスの良さと豊かな自然が両立する、まさに「里都(さと)まち」です。住まいや子育て、日常生活における手厚い支援が、あなたの新生活を力強く後押しします。
経済的なメリットを賢く活用し、ゆとりある理想の暮らしを中井町で実現してみませんか。
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