北海道北広島市への移住でかなえる理想の暮らし:緑と都市の恵み、そして手厚い子育て支援を取材

豊かな自然と都市機能が調和するまち、北海道北広島市。
近年、北海道ボールパークFビレッジの誕生でその名を聞く機会が増え、移住先としても注目度が高まっています。
Fビレッジの開業は、知名度を大きく向上させ、「“北広島市”というまちがあることを知ってもらえた」という手応えを得ているそう。
東京で開催された移住イベントでも、札幌市に次ぐ相談者数だったとのことで、注目の高さがうかがえます。
北広島市へ移住する魅力や、住民サービスについて詳しく取材しました。

お話を聞いた方
下野直章さん/畑中良太さん 北広島市企画部企画課
Content目次
北広島市とは?

北海道の空の玄関口・新千歳空港と道都・札幌市のほぼ中間に位置する北広島市。
JR快速を使えば札幌駅まで約16分と、大都市へのアクセスに優れながらも、市域の約半分を森林や農地が占めるなど、豊かな自然環境を併せ持っています。
近年は、北海道ボールパークFビレッジの開業で全国的な注目を集め、新たなまちづくりが進んでいます。都市の利便性と自然の豊かさ、そして新しい活気が融合する、それが現在の北広島市です。
北広島市ならではの住民サービスやメリット
北広島市では、日々の暮らしの中で市民が等しく享受できる、住んでから「住みやすい」「住み続けたい」と思えるような、さまざまな魅力やサービスに力を入れています。
自然環境と気軽に楽しめる場所
Fビレッジに近接する特別天然記念物野幌原始林をはじめ、豊かな緑が魅力です。
駅周辺にも気軽に立ち寄れる場所が増えました。JR北広島駅西口には、さまざまな飲食店が集まる「トナリエ北広島」、東口には芸術文化ホールや図書館があります。
駅を起点としたエルフィンロードやトリムコースは、市民の憩いの散歩コースとして親しまれています。

地域とのつながり
夏にはふるさと祭りや酒まつり、冬にはふれあい雪まつりといった全市的なイベントに加え、各地域でもお祭りが開催されます。
移住された方には町内会活動などにも積極的に参加することで、地域に早くなじむことができると考えています。
日常生活の利便性
市内には鉄道やバスがありますが、自家用車があるとより快適な生活が送れる環境です。
特に北広島駅周辺は、スーパー、ドラッグストア、飲食店、病院、公共施設が集積しており、生活利便性が高いエリアです。
充実の子育て・教育環境
子育て世代に特に嬉しいのが、教育・子育て環境の充実です。
平成30年度からは全市で小中一貫教育を導入し、「中1ギャップ」解消や9年間を見通した教育を実践しています。
また、幼保小の連携にも力を入れています。幼稚園、保育園、学童クラブなどは定員数が確保されており、昨年度は年間を通じて待機児童ゼロを達成しています。
安心して子どもを預けられる環境は、移住を考える子育て世代にとって大きな魅力です。
北広島市で「のびのび子育て」を!自治体が描く理想の移住者像
北広島市が特に移住してきてほしいと考えているのは、子育て世代です。
その背景には、「緑豊かな住環境とFビレッジをはじめとした都市機能が充実したまちのなかで、子どもをのびのびと育てていただきたい」という強い想いがあります。
北広島市への移住者にとっての最大の魅力として、「緑豊かな住環境と都市機能の充実」のバランスが挙げられます。特に、人口一人あたりの公園面積は北海道平均の2倍以上と非常に豊富。
エルフィンロードやトリムコースといった自転車・歩行者専用道も整備され、小さなお子さん連れでも安心して散歩を楽しめる環境があります。
一方で、市内にはFビレッジや三井アウトレットパークなどの大型商業施設があり、JR快速を使えば札幌市まで約16分と、都心部へのアクセスも抜群です。

「田舎でのんびり」というイメージだけでなく、都市の利便性も享受できる点が大きな強みです。
特定の条件を満たせば手厚い支援も - 移住者向けの経済的メリット
移住促進に特化した経済的なメリットとして、特定の条件を満たす移住者に対しては、国や北海道と連携した手厚い支援制度を用意しています。
その一つが、UIJターン新規就業支援事業です。これは、東京圏から北広島市へ移住し、北海道が指定する企業等に就業するなど、一定の要件を満たす方に支給されるものです。

支給額は、単身世帯には60万円、家族世帯には100万円。さらに、北広島市では2025年4月から制度が拡充され、18歳未満のお子さん一人当たり最大100万円が加算されるようになりました。
特に子育て世代で、東京圏からの移住や道内での転職・起業を伴う場合には、大きな経済的サポートとなります。
この事業は、移住前の居住地や移住後の就業先など、いくつかの条件を満たす必要がありますが、該当する方にとっては移住のハードルを下げる重要な支援と言えるでしょう。
もっと知りたい!移住相談・情報提供について
北広島市への移住に関心を持ったら、まずは情報収集から始めましょう。北広島市は、移住検討者向けに様々な情報発信や相談窓口を用意しています。
市の公式Webサイト内には、「北広島市に住みたくなるWEBサイト」が開設されており、市の魅力や制度、移住者の声などが詳しく掲載されています。
特に、実際に移住された方のリアルな声は、移住後のイメージが具体的にわかるのでぜひご覧ください。

画像引用:北広島市に住みたくなるWEBサイト
また、子育てに関する情報は「北広島市子育てサイト」に集約されており、妊娠・出産から子どもの成長に合わせた支援や施設情報まで網羅されています。

さらに、市の公式インスタグラムでは、イベント情報や日々の暮らしの魅力が定期的に発信されており、まちの雰囲気をつかむのに最適です。

Webサイトを見ても分からない点や、個別の状況について相談したい場合は、企画課に直接連絡することも可能です。
職員の方から直接話を聞くことで、より具体的な情報を得たり、疑問点を解消したりできます。
まとめ:北広島市でかなえる、緑と都市機能が調和する暮らし
北海道北広島市は、豊かな自然環境と都市的な利便性がバランス良く調和したまちです。特に子育て世代にとって、北海道平均の2倍以上という公園の多さや、待機児童ゼロを達成した充実した教育・子育て環境は大きな魅力となるでしょう。

Fビレッジ開業で全国的な注目度も高まる北広島市。緑あふれる環境で子どもをのびのび育てたい方、都市の利便性も手放したくない方にとって、移住先の候補として十分に検討する価値のあるまちといえます。
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