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大自然の中でかなえる新生活|北海道神恵内村の自然と移住支援

北海道神恵内村

北海道の雄大な自然に抱かれ、穏やかな日本海に面する神恵内村。都会の喧騒から離れ、心豊かな暮らしを始めたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、神恵内村への移住を検討している方に向けて、移住支援制度や村での暮らしの様子をご紹介します。

佐藤 虎之介さん 企画振興課

Content目次

移住定住を後押しする神恵内村の経済的支援

神恵内村へ移住

画像引用:神恵内村公式ホームページ

神恵内村では、移住を検討する方々が安心して新たな生活を始められるよう、さまざまな経済的支援に力を入れています。

住宅、子育て、仕事など、ライフステージに応じた多彩なサポート体制が整っており、一人ひとりに寄り添った支援が受けられます。

住まいや起業にかかる費用を補助

移住を考えるうえで大きなハードルとなるのが、住居の確保や新たな仕事を始めるための費用です。

神恵内村では、空き家や空き店舗を有効活用することで、移住者の経済的負担を軽減しています。

たとえば、起業を目的に空き家を改修する場合、工事費用の4分の3(上限300万円)を補助する制度があり、夢の実現に向けた力強いサポートが受けられます。

  • 空き家・空き店舗改修補助金:起業のための改修費用を最大300万円補助

※村に住所を有する等の条件あり

結婚祝金支給事業

神恵内村では、「結婚祝金支給事業」として、婚姻された方を対象に祝金3万円を支給しています。

この制度を利用するには、夫婦のいずれかが5年以上村に居住しており、今後も1年以上住み続ける意思があること、さらに夫婦いずれかが45歳未満であることなど、いくつかの条件があります。

新たな門出を地域全体で祝福する、神恵内村ならではの温かい支援制度といえるでしょう。

未来への投資!子育て世代に優しい神恵内村の支援

神恵内村の保育所

画像引用:神恵内村公式ホームページ(神恵内村立神恵内保育所)

神恵内村では、子どもたちが健やかに成長できるよう、教育費や医療費、通学費などに対する支援制度を整えています。

家庭の経済的負担を軽減するとともに、安心して子育てができる環境づくりに力を入れています。

教育費の負担を軽減する給付金・補助金

神恵内村では、「神恵内村奨学金給付制度」により、授業料に相当する月額負担額の2分の1(上限2万円)を給付する制度を設けています。

さらに、高校や高等専門学校に通う生徒を持つ家庭には、通学費や下宿費の一部を助成する「神恵内村高等学校生徒の通学費等の助成制度」も用意されており、進学を経済的な理由で諦めることのないよう、手厚いサポートが行われています。

医療費や検定料まで無償化

子どもたちの健やかな成長を支えるため、神恵内村では医療費の助成制度も充実しています。

村内に住む子どもを対象に、0歳から18歳になった最初の3月31日までの医療費自己負担分が全額助成されます。

また、学力向上を支援する取り組みとして、村立小・中学校に通う児童・生徒が受ける漢字検定や英語検定などの検定料の一部も補助されています。

さらに、村立小・中学校の給食費は無償化されており、毎日の食育も安心して任せることができます。

村民の暮らしを支える生活インフラとサービス

神恵内村での暮らしは、都会とは異なる、自然と人の温かさに満ちた独自の魅力にあふれています。

経済的な支援にとどまらず、村全体で住民の生活を支えるためのユニークなサービスや制度も充実しています。

これらの取り組みは、特に車を持たない高齢者や子育て世代にとって、日々の暮らしを快適にするうえで欠かせない存在となっています。

移動をサポートする交通サービス

神恵内村では、買い物や通院など、日々の移動を支援するための独自の交通サービスが整備されています。

村内に住所を有する村民を対象に、無料で利用できる事前予約制のハイヤー「たつ姫号」が運行されており、コンビニやスーパーがない村内でも、商店への買い物や診療所への通院が便利になります。

さらに、神恵内村と近隣の泊村・共和町・岩内町を結ぶ公共交通バス「しおかぜライン」も、村民であれば無料で利用可能です。

特に、65歳以上の高齢者や身障者手帳の交付を受けている方には専用の乗車証が発行され、さらに安心して利用することができます。

これらの交通支援により、生活圏が広がり、よりアクティブで自立した暮らしを送ることができるでしょう。

暮らしを豊かにする独自の支援事業

神恵内村では、村民の健康と日々の生活の質を高めるため、独自の支援事業を展開しています。

65歳以上の高齢者や障害者、ひとり親世帯には、村営温泉を年60回まで無料で利用できる入浴カードが交付されます。

また、その他の村民にも年36回分の無料入浴カードが配布されており、新しく整備された「かもえない竜神温泉」で、日本海を眺めながら心と体を癒すことができます。

さらに、65歳以上の高齢者世帯で、市町村民税が非課税または均等割のみの世帯には、冬期間の燃料購入費の一部として、村内で使用できる2万円分の商品券が支給される「福祉燃料の助成」制度もあります。

冬の厳しい寒さを乗り越えるための、神恵内村ならではの温かな心遣いが感じられる支援です。

豊かな自然と温かいコミュニティが織りなす魅力

神恵内村の最大の魅力は、なんといっても都会とは一線を画す雄大な自然です。

日本海を望む美しい景観に包まれながら、村全体で村民同士のつながりを大切にする温かいコミュニティが広がっています。

こうした環境は、移住者にとって心の拠り所となり、かけがえのない財産となることでしょう。

雄大な自然に囲まれた暮らし

神恵内村には、日本海を望む絶景スポットが数多く点在しています。

なかでも「青少年旅行村」は、村民であれば無料で利用できる施設で、雄大な景色を眺めながらバーベキューなどを楽しむことができます。

また、2024年4月にオープンした「かもえない竜神温泉」は、どの場所からでも日本海を一望できるのが大きな魅力です。

かつて美人の湯として親しまれた源泉を活用した温泉で、心身の疲れを癒してくれる、村民の憩いの場となっています。

神恵内村の温泉

画像提供:神恵内村

世代を超えて繋がる温かいコミュニティ

神恵内村では、住民同士のつながりを大切にするため、ユニークな取り組みが行われています。

その一つが「かもえないチャンネル(通称:かもチャン)」です。これは高齢者向けに専用のタブレット端末を配布し、村からのお知らせや地域の出来事を共有できるツールです。

このタブレットにはテレビ電話機能も搭載されており、遠方に住む家族と顔を見ながら連絡を取ることができるほか、安否確認にも活用されています。

こうした取り組みにより、村民同士の交流が深まり、日々の安心を支える環境が整っています。

このような温かいコミュニティの存在は、移住者が新しい暮らしに馴染むうえで、大きな支えとなるでしょう。

よくある質問

Q. 移住支援制度の詳しい内容を知りたいのですが、どこに相談すればよいですか?

移住に関するご相談は、神恵内村役場 企画振興課 企画振興係で受け付けています。

村のホームページでも移住定住に関する情報が掲載されています。他にも電話でも問い合わせが可能です。


Q. 支援制度は誰でも利用できますか?

各支援制度には、それぞれ対象となる条件が定められています。たとえば、年齢や居住期間、所得に関する要件などが該当します。詳細は各制度のページや、役場の担当窓口でご確認ください。


Q. 村内にはお店が少ないと聞きました。買い物は不便ではありませんか?

村内にコンビニや大型スーパーはありませんが、日用品や食料品を扱う商店がいくつかあり、日々の買い物は十分可能です。

また、村民限定で利用できる無料のハイヤー「たつ姫号」が運行しており、商店への送迎も行っています。

近隣の町にも無料で利用できる公共交通バス「しおかぜライン」があり、週末に買い出しに出かけるなど、工夫次第で快適に暮らすことができます。

まとめ

神恵内村は、雄大な自然と日本海の絶景に恵まれた、心安らぐ場所です。

子育て支援や住宅補助、交通サービスなど、経済的な不安を軽減する手厚い支援制度も充実しています。

そして何より、村民同士のつながりを大切にする、温かいコミュニティがここにはあります。

そんな神恵内村で、あなたも新しい暮らしを始めてみませんか?

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