幻想的な朝霧のまち、熊本・あさぎり町。人吉球磨の真ん中で叶える、便利で豊かなスローライフ

熊本県南部、美しい人吉球磨盆地のほぼ中央に位置するあさぎり町。
この町は、その名の通り、秋から春にかけて幻想的な朝霧に包まれ、豊かな自然と独自の文化が息づく場所です。近年では、特に子育て世代から移住先として注目を集めています。
この記事では、あさぎり町の支援制度や暮らしの魅力についてご紹介します。
お話を聞いた方
岩本祐一郎 あさぎり町商工観光課
Content目次
あさぎり町ならではの暮らしの魅力
あさぎり町には、金銭的な支援だけでなく、暮らしを豊かに彩る独自の魅力があります。
その大きな魅力の一つが、人吉球磨地域のちょうど中心に位置しているという地理的な利点です。これにより、あさぎり町に暮らしながら、周辺の市町村が持つ多彩な文化や観光スポットへも気軽に足を運ぶことができます。
一つの町に住みながら、地域全体の魅力を存分に味わえるのは、この地ならではの特権といえるでしょう。
また、町名の由来にもなっている朝霧が織りなす幻想的な田園風景や、日本三大急流の一つである球磨川の清流など、日々の生活の中で雄大な自然を身近に感じることができます。

画像引用:球磨川くだりホームページ
車がなくても生活できる、コンパクトなまちづくり
地方への移住を考える際、「車がないと生活が不便ではないか」と不安に思う方も少なくありません。
しかし、あさぎり町に実際に移住された方からは、「車がなくても生活できるのが魅力」といった声も寄せられています。
町の中心となる駅周辺には、スーパーマーケットやドラッグストア、病院などの商業施設が集まっており、生活に必要な機能がコンパクトに整っています。
そのため、徒歩や自転車でも快適に暮らせるまちづくりが進められています。
新生活の基盤となる住まいへの手厚い支援
あさぎり町では、移住者が安心して新生活をスタートできるよう、住宅取得に対して非常に手厚い補助金制度を設けています。
「あさぎり町移住定住促進奨励事業補助金」
この補助金制度は、町外から移住し、新たに住宅を取得した方を対象としています。
移住者の年齢に応じて補助額が異なり、特に若い世代に対しては、より手厚い支援が行われる内容となっています。
- 対象者
- 3年以上町外に居住し、あさぎり町へ移住後3年以内に住宅を取得した方
- 補助金額
- 申請者が40歳未満の場合:50万円
- 申請者が40歳以上の場合:30万円
町の制度との併用で、さらに手厚いサポートも
さらに、あさぎり町では独自の支援制度として、「個人用住宅新増築およびリフォーム助成事業(上限50万円)」も実施されています。
この制度は、「移住定住促進奨励事業補助金」と併用することが可能です。
つまり、条件を満たせば、最大で100万円の補助を受けることができます。これは、移住を検討されている方にとって、非常に大きな経済的メリットとなるでしょう。
子育て世代を全力応援!安心とゆとりを生む育児サポート
あさぎり町では、未来を担う子どもたちが健やかに成長できる環境づくりに力を注いでいます。特に子育て世代が安心して暮らせるよう、経済的な負担を軽減する制度が充実しています。
18歳まで医療費が無料!家計にやさしい医療費助成
子どもが18歳になる年度末まで、保険診療にかかる医療費の自己負担分が全額助成されます。
医療費を気にすることなく、必要な時にためらわず病院を受診できる環境は、子育て世帯にとって何よりの安心です。
妊娠期から受けられる安心のサポート体制
子どもが生まれる前から手厚いサポートが受けられます。
国の方針に基づき、妊娠届出時および出産後に面談を受けることで、それぞれ5万円、合計10万円の「出産・子育て応援給付金」が支給されます。
また、保健師などの専門職が妊産婦に寄り添い、継続的に相談に応じる「伴走型相談支援」も実施。初めての出産や育児への不安をやわらげ、安心して子育てができる環境を整えています。
さらに、町内には13ヶ所の幼稚園・保育所があり、待機児童の心配が少なく、スムーズに子どもを預けることができる体制が整っています。
移住者と地域をつなぐ、温かいコミュニティ活動
新しい土地での生活において大切なのは、地域とのつながりです。
あさぎり町では、移住者が孤立することなく、地域にスムーズに溶け込めるよう、さまざまな取り組みが行われています。
移住者の先輩「地域おこし協力隊」が情報発信のハブに
あさぎり町では、移住者でもある地域おこし協力隊の隊員が、移住に関する情報発信やコミュニティづくりの中心的な存在となっています。
自らも移住を経験しているからこそ、リアルな体験談や暮らしの知恵を共有でき、多くの移住希望者にとって心強い存在です。
また、協力隊が企画・運営するイベントなどを通じて、移住者同士はもちろん、地域住民との新しいつながりも生まれています。
こうした交流の場が、移住後の暮らしをより豊かで安心なものにしてくれます。

画像引用:あさぎり町公式ホームページ
誰もが集える交流の場「あさぎり駅前マルシェ」
地域住民と移住者が自然に交流できる場として、「あさぎり駅前マルシェ」のようなイベントが定期的に開催されています。
地元の新鮮な野菜や特産品が並ぶマルシェは、町内外から多くの人々が訪れる賑やかなスポットです。
こうしたイベントに足を運ぶことで、町の活気ある雰囲気を肌で感じられるだけでなく、地域の人々と顔見知りになるきっかけにもなります。
移住後の人間関係づくりや地域とのつながりを築くうえでも、気軽に参加できる交流の場は大きな魅力といえるでしょう。
よくある質問
Q. 移住に関する詳しい相談はどこでできますか?
現在、専門の相談窓口を構築している段階です。しかし、地域おこし協力隊の隊員がSNSなどを通じて積極的に情報発信を行っています。
町の公式ホームページと合わせて、ぜひ彼らの発信する情報をご確認ください。移住者の目線でのリアルな情報を得ることができます。
Q. 移住後の地域コミュニティには、どうすれば馴染めますか?
まずは「あさぎり駅前マルシェ」のような、町が開催するイベントに気軽に参加してみることをお勧めします。
また、地域おこし協力隊が主催する交流会なども、同じ境遇の移住者や地域の方々と知り合う良い機会になるでしょう。焦らず、ご自身のペースで少しずつ地域との関わりを深めていくことが大切です。
Q. 車がないと、やはり生活は不便でしょうか?
先述の通り、駅を中心に生活に必要な施設が集まっているため、日常生活において車が必須というわけではありません。実際に車を持たずに生活している移住者もいます。
ただし、人吉球磨地域全体の魅力を満喫したい、休日に少し遠出をしたいといった場合には、車があると行動の幅が格段に広がり、あさぎり町での生活をより一層楽しむことができます。
まとめ
熊本県あさぎり町は、最大100万円の住宅取得支援や、18歳までの医療費無料化など、特に子育て世代にうれしい手厚い経済的サポートが充実しています。
豊かな自然と生活の利便性が調和したこの町で、新しい暮らしを始めてみませんか?
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