新潟県新発田市:自然と歴史が育む暮らし、移住でかなえるお金と心のゆとり

新潟県新発田市は、雄大な自然と歴史ある城下町の風情が息づく、魅力あふれる街です。
海と山が近く、四季折々の美しい景観に恵まれたこの地では、どこか懐かしさを感じさせる城下町の街並みが、暮らしに安らぎをもたらしてくれます。
今回は、新発田市への移住を検討されている方に向けて、「お金」に関する情報を具体的な支援策とあわせてご紹介します。
お話を聞いた方
蒲木みゆきさん 新発田市みらい創造課 ライフデザイン係
Content目次
移住を後押し!新発田市が用意する「移住支援金」
新発田市には移住を検討されている方々の後押しになるような様々な支援金が用意されています。
東京圏からの移住を応援する心強い支援
東京23区在住者もしくは東京圏(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)から東京23区への通勤者が新発田市へ移住し、所定の条件を満たす就業または起業を行う場合に、最大100万円の移住支援金を支給しています。
支援内容
- 複数人世帯での移住の場合:100万円
- 単身での移住の場合:60万円
- 子育て世帯加算:子ども1人につき30万円(高校生年代までの世帯員の場合)
移住支援金の支給要件や申請方法などの詳しい情報は、新発田市の公式ホームページでご確認ください。
新発田市ホームページ、移住支援制度のページ
https://www.city.shibata.lg.jp/kurashi/iju/uiturn/index.html
子育て世代に特化!最大50万円の移住支援金も
高校生世代までのお子さまがいるご家庭には、「子育て世帯移住支援金」があります。これは、所定の要件を満たす子育て世帯が東京圏から新発田市へ移住する際に受け取ることができる支援金です。
支援内容
- 世帯での移住の場合:50万円
申請方法などの詳しい情報は、新発田市の公式ホームページでご確認ください。
新発田市ホームページ、移住支援制度のページ
https://www.city.shibata.lg.jp/kurashi/iju/uiturn/index.html
住まいに関する補助も充実!安心して新生活をスタート
新発田市では、賃貸住宅から持ち家の取得まで、さまざまな住まいのニーズに対応した住宅支援制度を用意しています。
移住される方が安心して新居を見つけ、快適な暮らしをスタートできるよう、サポートするものです。
家賃補助で新生活をサポート「U・Iターン促進住宅支援事業補助金」
賃貸住宅にお住まいになる移住者の方を対象に、「U・Iターン住宅支援事業補助金」を用意しています。
この制度は、移住者の家賃負担を軽減し、定住につなげることを目的としており、新生活のスタートを支援するものです。
支給要件や申請方法などの詳しい情報は、新発田市の公式ホームページでご確認ください。
新発田市ホームページ、移住支援制度のページ
https://www.city.shibata.lg.jp/kurashi/iju/uiturn/index.html
家賃補助を活用することで、移住後の経済的な負担を和らげ、新しい環境にスムーズに馴染むことができるでしょう。
夢のマイホームを実現!「住宅取得補助金」と「中古住宅リフォーム補助金」
新発田市では、マイホームの購入を検討されている方に向けて、住宅取得支援制度を用意しています。
「住宅取得補助金」は新発田市へ転入することが要件の一つとなっており、対象地域内で住宅を新築・同居のための増改築・建売住宅の購入・中古住宅の購入費用が対象となります。
新築住宅の購入だけでなく、中古住宅を購入してリフォームする場合にも、「中古住宅リフォーム補助金」の対象となることがあります。
また、新発田市では空き家対策にも力を入れており、空き家バンクに登録された物件を購入した際に受け取ることができる、「空き家バンクお祝い補助金」も用意しています。
子育て世代に嬉しい!新発田市独自の保育料無料化
新発田市は、子育て世代が安心して子育てできるよう、さまざまな支援策に力を入れています。
1・2歳児の保育料が無料に!
新発田市では、1・2歳児の保育料が無料になる独自の制度を設けています。
都市部では高額になりがちな保育料の負担が軽減されることで、家計にゆとりが生まれ、より安心して子育てに取り組める環境が整っています。
第3子以降の保育料・副食費も助成
新発田市では、第3子以降のお子さまに対する 保育料および副食費の助成 を、市独自の制度として実施しています。
お子さまが増えることによって生じる経済的な負担を軽減し、安心して子育てに取り組めるよう、しっかりとサポートしています。
このような支援制度は、大家族での移住を検討されている方にとっても、大きな魅力となるでしょう。
Uターンを応援!奨学金返還支援で新卒者をサポート
新発田市では、学生のUターンを応援するため、奨学金返還支援事業を行っています。
この事業は、新潟県外の大学などを卒業後に新発田市へUターンし、市内外で就職した方を対象に、大学などの在学中に貸与を受けた奨学金返還金の一部を補助するものです。
奨学金の返済は、若手社会人にとって大きな負担となることが多く、この制度はその経済的な負担を軽減し、新発田市で安心して暮らせる環境づくりを目的としています。
移住後の暮らしを豊かにするサポート体制
新発田市では、移住者への経済的な支援にとどまらず、地域コミュニティの形成にも力を入れています。
お金のメリットだけでなく、心の豊かさも重視しているのが新発田市らしさです。
移住者と地域をつなぐ「しばたサポーターズ」
新発田市には、移住者や移住検討者の方々が気軽に交流できる場を提供する「しばたサポーターズ」という市民有志の活動があります。
しばたサポーターズのメンバーが主催する「しばた移住カフェ」では、移住者同士や地域の方々と情報交換しながら、新発田での暮らしについて生の声を聞くことができます。
しばた移住カフェプロジェクトのInstagramアカウント(@shibasapo)には市内の魅力的なお店やおすすめスポットが投稿されており、新発田暮らしをより深く楽しむための情報が満載です。
<写真:しばた移住カフェプロジェクトの様子>

画像引用:新発田市公式ホームページ
フランス式サードプレイス「ISEZI Social Design Project」
新発田市大栄町にある築約150年の旧呉服店「伊勢治」を拠点に活動する「ISEZI Social Design Project」も、新発田市ならではのユニークなコミュニティです。
このプロジェクトは「フランス式サードプレイス」をモデルとしており、地域内外の人々が自由に交流し、新しい価値を創造する場となっています。
定期的に開催されている「ふらっと哲学カフェ」では、地域の人々が集い、参加者みんなで1つのテーマについて考えを深めていくことで、参加者の考える力、聴く力が向上しているのだそうです。
また、ISEZIでは民泊の運営も行っており、築150年の建物に泊まり、近所にある銭湯やレトロな食堂で懐かしい雰囲気を味わいながら、新発田暮らしを体験することができます。
よくある質問
Q. 新発田市の交通手段はどのような感じですか?
新発田市の公共交通は、中心市街地の循環バスと、周辺地域と中心市街地を結ぶデマンド交通があります。
高校生の通学をサポートするため、高校への直行便も運行されており、学生の方も安心して通学できます。
一方で、郊外に住む場合は、自家用車が主な移動手段となることが多く、冬場は12月上旬に初雪が降るため、本格的な積雪が始まる前にスタッドレスタイヤへの交換が必要です。
雪道の運転に慣れるまでは少し大変かもしれません。
Q. 日常生活での買い物や医療機関は充実していますか?
日常の買い物については、新発田発祥のスーパー「ウオロク」が市内に5店舗あり、非常に便利です。
医療機関についても、中心市街地には救命救急センターを有する「新潟県立新発田病院」があるほか、内科、小児科、耳鼻科、整形外科、歯科等の診療所も整っています。
また新発田市内には3か所の分娩取り扱い施設があります。
Q. 新発田市ならではの子育て・教育環境について教えてください。
新発田市では、子どもたちの健やかな成長をサポートする独自の教育プランが充実しています。
「しばたの心継承プロジェクト」では、新発田の自然や文化、地域の良さや課題を学ぶことで、子どもたちの郷土愛を育みます。
「食の循環によるまちづくり」の一環として、「食とみどりの新発田っ子プラン」も実施しており、食育を通じて子どもたちが自立して生きる力を育んでいます。
また、青少年宿泊施設「あかたにの家」を活用した「防災キャンプ」では、「自分の命を守る知恵」「災害から生き抜く力」「郷土愛」「未来を切り拓く力」を身につけることを目的として、毛布を使った担架づくりや応急手当体験などの防災レクリエーションを行っています。
まとめ:新発田市で、自分らしい豊かな暮らしを見つけませんか?
新発田市は、あなたの移住を経済面と生活面の両方から手厚くサポートします。
移住支援金や住宅取得補助、子育て支援など、充実した制度が新生活を後押しします。豊かな自然と温かい人々に囲まれた新発田市で、「住みごこち 良いここち しばたくらし」を始めてみませんか。
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