富士山を望むまちで新生活 静岡県長泉町の移住ガイド

富士山と箱根に囲まれた静岡県長泉町は、新幹線の駅や高速道路のインターチェンジへのアクセスが良く、都市の利便性と豊かな自然が見事に調和しています。
この記事では、都心や地方のどこへでもアクセスしやすい「ハブタウン」として注目される長泉町の移住支援制度や、町での暮らしについて紹介します。
お話を聞いた方
古屋 海斗さん 企画財政課
Content目次
移住を力強く後押し!長泉町の経済的支援
長泉町では、移住を検討する人々が安心して新たな生活を始められるよう、さまざまな経済的支援に力を入れています。
特に、東京圏からの移住者や子育て世代を対象とした補助金が用意されており、新生活のスタートにかかる負担を軽減してくれます。
移住・就業支援金で新生活をスタート
東京圏に在住し、東京23区内に通勤していた方を対象に、「長泉町移住・就業支援金」が設けられています。テレワークにより勤務する方や、静岡県が運営するマッチングサイトに掲載された中小企業などに就職する方が対象です。
- 単身での移住の場合:60万円が支給されます。
- 2人以上の世帯での移住の場合:100万円が支給されます。
- 18歳未満の子どもがいる場合:子ども1人につき100万円が加算され、この支援金は、移住に伴う初期費用だけでなく、新しい環境での生活基盤を整えるための資金として幅広く活用できます。

画像提供:長泉町
未来への投資!子育て世代への支援
長泉町は、「子育てするなら長泉町」と言われるほど、子育て世帯から定評があります。
子どもたちが健やかに成長できる環境を整えるため、子育て世帯の負担軽減、遊び場の整備など、さまざまな側面からサポートを提供しています。
多子世帯の保育料無料化で家計を応援
長泉町では、子育て世帯の家計負担を軽減するため、保育料の無料化を進めています。
2023年4月から、長泉町内に居住する0歳児から2歳児クラスの第2子以降の児童を対象に、同一世帯であれば第1子の年齢や保護者の所得による制限はなく保育料を無料化しています。
子どもの居場所を豊かにする施設
長泉町では、子どもたちが安全に楽しく過ごせる場所を数多く整備しています。
「こども交流センター」には、屋内で体を動かせる遊具のほか、季節ごとのイベントや親子で楽しめる講座などが充実しており、子どもたちの遊び場としてだけでなく、子育て世代の交流の場としても親しまれています。

▲子ども交流センター「パルながいずみ」
画像引用:長泉町移住定住情報サイト
さらに町では、広大な土地を取得し、子育てや教育に関する新たな施設の整備を今後進めていきます。
この新施設には、多様なニーズに応える複合的な機能を持たせ、より質の高い子育て・教育環境の実現を目指しています。
高齢者や妊産婦の移動を支える「マイナンバーカード活用タクシー利用助成事業」
長泉町では、日常生活に必要な外出を支援し、外出機会の増大を図ることを目的として、「マイナンバーカード活用タクシー利用助成事業」を実施しています。
<助成内容>
- 75歳以上の方、65歳以上の運転免許証を返納した方:**タクシー運賃の半額助成(上限600円)を年間50回(4月~翌年3月)**利用できます。利用登録者2人以上で乗車した場合は、400円×人数が助成されます。
- 妊産婦の方:初乗運賃の助成を20回(登録日から出産予定日の2か月後までの期間内)利用できます。
健康への投資:無料のがん検診で町民の健康を支援
長泉町では、町民の健康を守るため、「がん検診」に力を入れています。国の指針である5つのがん検診(大腸がん、胃がん、肺がん、子宮頸がん、乳がん)に加え、前立腺がん検診も実施しており、これらのがん検診はすべて「無料」で受診することができます。
<検診の種類と対象者(下記のがん検診はすべて無料で受診できます)>
- 町のがん検診は、無症状のうちにがんを早期発見し適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることを目的としています。そのため、自覚症状のない健康な方が対象です。
- 大腸がん、肺がん:40歳以上の方
- 胃がん(胃X線検査):35歳以上の方
- 胃がん(胃内視鏡検査):50歳以上で前年度、胃内視鏡検査を未受診の方
- 乳がん(マンモグラフィ):40歳以上の女性で前年度未受診の方(年齢により撮影方向が異なる)
- 子宮頸がん:20歳以上の女性の方
- 前立腺がん:50歳以上の男性の方
- その他、肝炎ウイルス検診(300円、70歳以上と節目年齢は無料)、歯周疾患検診(300円、70歳以上無料)、結核検診(無料)も実施しています
基本は個別医療機関での受診となりますが、一部の検診(胃、結核、子宮、乳)では、受診しやすさへの配慮として、「集団検診車」にて受診することができます。(土・日曜日の設定あり。事前予約制。)
これにより、近隣に病院がない、子ども連れで受診したい、子宮がんと乳がん検診を同日に受けたいといったニーズに対応しています。
住民が主役のコミュニティ
長泉町では、移住者と地域住民が自然なかたちで交流できるよう、さまざまなコミュニティ活動が活発に行われています。
たとえば、子育て中のママライターがママ目線で地域のイベントやグルメ、子育てサービスに関する情報などを専用のSNSで発信している「長泉mamarazzi」は「子育てしやすい町」のイメージを活用したタウンセールスの一環として始まり、子育て中の方々が情報収集をしたり、イベントに参加したりするきっかけとなっています。
自身が町の魅力を発信する立場となり、新たなコミュニティを自ら創り出すことも可能です。
このようなオープンで前向きな環境が、長泉町の大きな魅力の一つとなっています。

画像引用:長泉mamarazziホームページ
自然と都市が調和する町の魅力
長泉町は、首都圏や伊豆地域へのアクセスに優れており、都市の利便性を享受しながら、豊かな自然に囲まれた暮らしを実現できます。

画像引用:長泉町移住定住情報サイト
富士山を望む美しい景観や整備された公園、利便性の高い交通網などが、この町の大きな魅力となっています。
雄大な自然に囲まれた景観
長泉町では、日本の象徴である富士山を日常的に眺めることができます。四季折々に表情を変える富士山の姿は、住民に安らぎと感動をもたらしてくれます。
また、町内には豊かな緑が広がり、整備された公園も点在しています。

子どもたちは自然の中でのびのびと遊ぶことができ、大人も散歩やジョギングを楽しみながら心身をリフレッシュできる、恵まれた環境が整っています。

▲鮎壺公園と鮎壺の滝
画像引用:長泉町移住定住情報サイト
都会的利便性と田舎の心地よさの融合
長泉町は、新幹線の三島駅や東名高速道路のインターチェンジに近く、首都圏へのアクセスが非常に便利です。
都心への通勤も可能な立地でありながら、町内には商業施設や医療機関も点在しており、日常生活に不便を感じることはほとんどありません。
都市と自然のバランスが良く、両方の良さを併せ持つ「ちょうどいい」環境が、多くの人々を惹きつけています。

画像引用:長泉町移住定住情報サイト
まとめ
長泉町は、富士山の絶景と都市部の利便性、そして豊かな自然が調和した「ちょうどいい」暮らしが魅力のまちです。
子育て世代に向けた支援や、移住後の生活を支える独自の定住施策も充実しており、安心して長く暮らすことができます。
長泉町への移住をご検討されている方は、ぜひ一度「長泉町移住定住情報サイト」をご覧ください。
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