住みよさ全国上位の石川県小松市|給食費&こども医療費無料で叶える理想の移住

石川県小松市は、県南部に位置する人口約10万人の都市です。生活に必要な施設がコンパクトにそろっている暮らしやすさに加えて、小松空港や北陸新幹線の駅、高速道路のICがコンパクトに集まる抜群の交通アクセスを誇りながら、豊かな自然も身近に感じられるまちです。
全国の自治体を評価する東洋経済新報社の「住みよさランキング」で毎年上位にランクインしています。
この記事では、そんな小松市への移住支援制度について解説します。
お話を聞いた方
ご担当者さん 小松市
Content目次
【最大220万円】小松市の住宅支援制度

小松市では、市外から移住し定住する方のマイホーム取得を、多彩な支援制度で力強く後押ししています。
市外からの移住者を歓迎「ようこそ小松」定住促進奨励金
小松市の住宅支援の柱となるのが、「ようこそ小松」定住促進奨励金です。
市外に3年以上お住まいだった方が、小松市内に住宅を新築・増築または購入(中古住宅を含む)する場合に、奨励金の交付を受けられます。
- 制度名称:ようこそ小松 定住促進奨励金
- 基本額:30万円
- 45歳以下加算:申請者が45歳以下の場合、10万円を加算
この奨励金だけでも、若いご家族が市外から移住する場合は合計40万円の支援となります。
ライフスタイルで拡充!多彩な奨励金制度
「ようこそ小松」定住促進奨励金に加え、ご自身の計画に合わせて併用可能な制度があります。
- 3世代家族住宅建築奨励金制度:小松市内で住宅を新築・増築または購入し、3世代で同居または近居(150m以内)する場合、同居で20万円、隣地・近居で10万円を交付。
- 小松地域産材利用促進奨励金制度:小松市産の木材や瓦を使用して住宅を新築・増改築する場合、最大100万円助成。
新婚生活を応援「新婚すまい応援金」
夫婦ともに39歳以下で、合計所得が500万円未満の世帯を対象に、住居費(購入、賃貸、リフォーム)と引越費用が最大30万円が補助されます。夫婦ともに29歳以下の場合の補助は、最大60万円です。
東京圏からの移住なら「小松市移住支援金」
東京圏から小松市へ移住し就業または起業をした方などを対象に、石川県と連携して移住支援金を支給しています。単身の場合は60万円、世帯の場合は100万円(18歳未満の子ども一人につき100万円加算)が支給されるため、Uターン・Iターンを考える方にとって魅力的な支援です。
「子育てするならダントツ小松」を掲げる経済的サポート

画像引用:小松市公式サイト
特に市が力を入れているのが、「子育てするならダントツ小松」を合言葉にした、子育て世代への手厚いサポートです。
実際に小松市へ移住されたご家族からは「保育・教育費が関東にいた頃の1/6になった」との声もあります。
誕生から成長まで続く給付金と手厚い助成
- うまれた赤ちゃん給付金:出生届出後に、市独自でうまれた赤ちゃんお1人につき5万円を支給します。
- 赤ちゃん紙おむつ定期便:生後3か月から1歳の誕生月までの赤ちゃんがいる家庭を対象に、子育て経験のある見守り支援員が毎月1回紙おむつを無料でお届けします。経済的な助けになるだけでなく、子育ての不安を相談できる「見守り」の役割も兼ねています。
- こども医療費の無料:高校3年生(18歳)までの医療費(保険診療の自己負担分)が無料です。入院・通院を問わず、所得制限もありません。急な病気や怪我の際にも、経済的な心配なく医療を受けることができます。
- 任意予防接種の助成:インフルエンザやおたふくかぜなど、子どもの任意予防接種の費用も一部助成しています。
家計を直接助ける「W無償化」と独自の学び支援
日々の家計に直接響く、教育費の負担軽減策も小松市の大きな特徴です。
- 小中学校の給食費無償化:市立のすべての小中義務教育学校で給食費が無償。
- 学びを応援する独自の取り組み:
- 英検検定料の助成:中学2・3年生、義務教育学校8・9年生を対象に、英検の検定料を年1回、全額補助します。子どもたちの学習意欲を高め、グローバルな視野を育むきっかけを提供。
- 新幹線通勤・通学支援:北陸新幹線を利用して県外の大学等へ通学する学生や、県外へ通勤する社会人に対し、定期券購入費用の一部(月額最大1万円)を補助。
お金だけじゃない!教育・生活環境の魅力
金銭的な支援だけでなく、子どもたちが健やかに成長し、家族が安心して暮らせる環境が整っていることも小松市の強みです。
全国トップクラスの教育環境
石川県は、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で毎年全国トップクラスの成績を収めており、2024年度は小中学校ともに全国1位を獲得しました。
もちろん小松市の子どもたちの学力も全国平均を上回っており、質の高い教育が地域に根付いています。
また、市内にある科学館「サイエンスヒルズこまつ」では、『フューチャーラボ』や『ミラクルラボ』で行われるロボットプログラミングや科学実験・ものづくり教室、ドーム型シアター『3Dスタジオ』でのプラネタリウム学習など、学校の授業と連携した特色ある体験が豊富に用意されており、子どもたちの知的好奇心を刺激します。
雨や雪の日も安心!充実の屋内施設
北陸の冬は曇りや雨・雪の日が多くなりますが、小松市には天候を気にせず思いきり遊べる屋内施設が充実しています。
本物の飛行機が展示された「石川県立航空プラザ」の大型遊具や、ボーネルンドとABCクッキングスタジオプロデュースの「カブッキーランド」など、魅力的な遊び場が揃っており、子育て世代には嬉しい環境です。
多くの住宅で洗濯物干し場として「サンルーム」が備えられているのも、北陸の気候に対応した暮らしの知恵と言えるでしょう。
小松暮らしのリアル|自然・文化・食の楽しみ
支援制度や利便性に加え、日々の生活を彩る小松市ならではの楽しみ方をご紹介します。
四季を感じるアクティビティと地域の祭り

画像引用:こまつ観光ナビ
白山を望む木場潟公園では、ウォーキングやランニングで心地よい汗を流すことができます。
冬には市街地から約25分の大倉岳高原スキー場で、仕事帰りにナイタースキーを楽しむことも可能です。
また、毎年5月に行われる「お旅まつり」は、絢爛豪華な曳山の上で「子供歌舞伎」が上演される、市を代表するお祭りです。
地域住民でなくとも曳山の曳き手として参加でき、地域とのつながりを深める絶好の機会となっています。
豊かな食文化と充実の買い物環境
「美味しいパン屋さんが多い」「手頃な価格でレベルの高い食事ができるお店が多い」といった移住者の声が、小松の食文化の豊かさを物語っています。
買い物環境も充実しており、大型ショッピングモールを中心に、家電量販店やホームセンター、人気の雑貨店などが集まっています。特別な買い物以外は市内で十分に賄うことができます。
都市と自然の「ちょうどいい」バランス
小松市の最大の魅力は、都市の利便性と豊かな自然が手の届く範囲に共存する、まさに「ちょうどいい」バランス感覚にあります。
市街地で快適に買い物を済ませ、少し車を走らせれば美しい木場潟や日本海、冬にはスキー場が広がっています。
北陸新幹線、小松空港、高速道路ICが近接しているため、ある移住者が「東京との心理的な距離が近い」と語るように、国内外へのアクセスも抜群です。
都会とのつながりを保ちながら、地方のゆとりある生活を満喫できる環境は、住みよさランキングで常に上位に評価される理由でもあります。
仕事も、子育ても、そして自分の時間も大切にしたい。小松市は、そんな現代のライフスタイルに寄り添う、懐の深いまちです。
よくある質問
Q. 移住の相談はどこにすればよいですか?
小松市役所の建築住宅課 定住担当が、移住に関する総合的な相談窓口となっています。
各種支援制度のご案内から、空き家バンクの紹介、暮らしに関する質問まで、担当者が丁寧に対応します。
また、市の移住・定住促進サイト「Hello!こまつ」でも、移住者の体験談や地域の情報を収集できます。
Q. 北陸の冬の暮らしが少し心配です。
北陸の冬は、確かに本州の太平洋側に比べると曇りや雨、雪の日が多くなります。小松市は石川県内では比較的積雪の少ない地域ですが、車の運転にはスタッドレスタイヤが必須です。
冬になると、車に雪を払うためのスノーブラシを積むのが一般的になります。
しかし、屋内遊技場が充実していたり、住宅にサンルームがあったりと、気候に合わせた快適な暮らしの工夫が根付いています。
Q. 車がないと生活は難しいですか?
日常の移動手段は、自家用車が中心となる場面が多いです。
しかし、市内の主要な箇所を結ぶ路線バスやコミュニティバスに加え、2023年からは電動アシスト自転車の共有サービス「こまつシェアサイクル」も始まり、好評です。
また、全国に先駆けた公共ライド シェアの導入や、新幹線小松駅と小松空港をつなぐ自動運転バスの運行など、新しい公共交通の取り組みも進んでいます。

画像引用:こまつ観光ナビ
まとめ
抜群の交通アクセスを誇る「ちょうどいいまち」石川県小松市。その魅力は、「子育てするならダントツ」を掲げる手厚い経済支援にあります。
最大級の住宅支援や給食費無償化などを活用し、都市の利便性と豊かな自然の中で、安心の移住生活を始めてみませんか。
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